Index VenturesはWizへの投資において大きなリターンを得ており(WizはGoogleによる買収で評価額が急騰)、LPへの実績を示した直後のタイミングでの調達となった。欧米のVCファンドは近年、IPO市場の低迷によりリターンを出しづらい環境が続いていたが、Wizのような大型M&Aがエグジットの突破口として注目されている。こうした成功事例がLPの信頼を高め、大型ファンド組成を後押しした形だ。
Index Venturesは潤沢な資本を背景に、AI・サイバーセキュリティ・フィンテックなどの成長分野への投資を積極化すると見られる。また、欧米双方の市場でシード〜成長ステージまでカバーする投資活動が加速し、競合VCとの競争も激化するだろう。Wizのような大型エグジットを再現すべく、次の「大化け候補」の発掘に注力するとみられる。
AIを活用した詐欺の手口はさらに高度化・大量化し、個人だけでなく企業や組織を標的にしたビジネスメール詐欺(BEC)などの被害も急増すると予想される。各国政府やプラットフォーム企業はAI生成コンテンツの検出・規制強化に乗り出すと見られるが、いたちごっこの状態が続く可能性が高い。一方で、「AI vs AI」という形で、詐欺検出にもAIが活用される防衛技術の進化も加速するだろう。