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IT・テクノロジー 2026年7月13日のニュース

2026年7月13日(月)(3件)

ビル・ゲイツの娘が創業したショッピングアプリ「Phia」、不正な「クッキースタッフィング」でアフィリエイト報酬を不正取得か

TechCrunch

1. ビル・ゲイツの娘フィービーと友人ソフィア・キアニが創業したショッピングスタートアップ「Phia」が、「クッキースタッフィング」と呼ばれる不正行為を行ったとしてBloombergの調査報道で告発された。

2. クッキースタッフィングとは、実際には関与していない購買取引に対してアフィリエイトコミッションや販売クレジットを不正に取得する手法である。

3. 著名な創業者の背景を持つスタートアップが倫理的・法的に問題のある慣行に関与していたとして、業界内外から強い批判を受けている。

背景・経緯
Phiaは「賢いショッピング支援アプリ」として注目を集め、著名人の子女が創業したことで大きなメディア露出を得ていたスタートアップである。アフィリエイトマーケティング業界では以前からクッキースタッフィングは詐欺的手法として認識されており、正規の広告主やパートナーに損害を与える行為とみなされている。Bloombergの調査によって、同社がこの手法を通じて本来得るべきでないコミッション収益を得ていた実態が明らかになった。
注目ポイント

・ 「クッキースタッフィング」とは、ユーザーが実際にアプリを経由していない購入に対しても、自社のトラッキングクッキーを埋め込むことで不正にアフィリエイト報酬を得る詐欺的手法

・ ビル・ゲイツの娘という高い知名度・信頼性を持つ創業者が関わるスタートアップであるため、社会的インパクトや注目度が特に大きい

・ Bloombergという主要メディアによる調査報道であり、情報の信頼性が高く、企業への影響が深刻になる可能性がある

今後の予測
Phiaは投資家やパートナー企業からの信頼を大きく損ない、資金調達や提携関係に深刻な影響が出る可能性が高い。アフィリエイトプログラムを運営するプラットフォームやブランド側が同社との契約を見直す動きも予想される。また、規制当局による調査や法的措置に発展するリスクも否定できず、スタートアップの存続自体が問われる局面となりそうだ。
AIの解釈
このニュースの本質は、スタートアップエコシステムにおける「有名な後ろ盾」と「倫理的なビジネス慣行」の乖離を浮き彫りにした点にある。著名人の家族という注目度を武器に成長を図る一方で、収益モデルの根幹に不正行為が潜んでいたとすれば、テクノロジー業界全体のガバナンスや透明性への問いかけとなる。また、アフィリエイトマーケティングという比較的監視が行き届きにくい領域における不正行為の横行を改めて社会に認識させる、警鐘となるケースといえる。

Metaが物議を醸したInstagramのAI機能を批判殺到で削除――ユーザーの反発が企業を動かした

TechCrunch

1. Metaはユーザーの公開コンテンツをAIが参照・活用する機能をInstagramに導入したが、ユーザーから強い批判を受けた。

2. Metaは「有用なクリエイティブツールを提供し、ユーザーに制御権を与えることが意図だった」と釈明した。

3. しかし「的外れだった」との反省を示し、同機能を速やかに廃止した。

背景・経緯
近年、Meta社はAI技術をSNSプラットフォームに積極的に組み込む戦略を推進しており、Instagram上でもAIを活用した新機能を相次いで導入してきた。今回の機能はユーザーが投稿した公開コンテンツをAIの学習・参照に利用するものであったとみられ、プライバシーや著作権・肖像権に関する懸念がユーザーや専門家の間で急速に広まった。こうした反発を受け、Metaは異例の速さで機能の撤回を決断した。
注目ポイント

・ Metaが「ユーザーに制御権を与えた」と主張する一方、ユーザー側はその仕組みや範囲を十分に理解・納得できていなかった可能性がある

・ 企業が批判を受けてAI機能を迅速に撤回したことは、ユーザーの声がプロダクト開発に与える影響力の大きさを示している

・ AIによるコンテンツ参照・利用に関する透明性と同意(コンセント)の問題が改めて浮き彫りになった

今後の予測
Metaは今後、同様の機能を再設計・再導入する可能性が高く、今回の反省を踏まえてオプトイン方式の強化や説明の透明性向上に取り組むとみられる。また、EU圏を中心にGDPRなどの規制当局がこの件に注目しており、プラットフォーム企業に対するAI利用規制の議論が加速する可能性がある。業界全体としても、AIとユーザーコンテンツの関係性について明確なガイドライン策定を迫られる流れが続くだろう。
AIの解釈
このニュースの本質は、テクノロジー企業がAI機能を「便利さ」の名目で展開する際に、ユーザーの信頼とプライバシー感覚を軽視すると、技術的な正当性があっても社会的受容を得られないというジレンマを象徴している。「制御権をユーザーに与えた」というMetaの説明と、ユーザーが感じた「自分のコンテンツが勝手に使われた」という感覚のギャップは、AIガバナンスにおける説明責任とコミュニケーション設計の重要性を改めて示すものだ。企業主導のAI開発が、いかにユーザーの倫理観・感情と折り合いをつけていくかが、今後のプラットフォームビジネスの競争軸になりつつある。

BlueSkyの暫定CEOトニ・シュナイダーが正式CEOに就任——分散型SNSの新たな舵取り役が確定

TechCrunch

1. BlueSkyの暫定CEOを務めていたトニ・シュナイダーが、正式にCEOへ昇格した。

2. シュナイダー氏はWordPressを運営するAutomatticの元CEOであり、ベンチャーキャピタルTrue Venturesのパートナーでもある。

3. 同氏は既存の常識にとらわれない独自路線のSNSプラットフォームであるBlueSkyに「全力で取り組む」と明言した。

背景・経緯
BlueSkyはTwitter(現X)の共同創業者ジャック・ドーシーが主導して立ち上げた分散型SNSプラットフォームで、AT Protocolと呼ばれる独自の分散型プロトコルを採用している。Xのイーロン・マスク体制への反発などを背景にユーザーが増加し、代替SNSとして注目を集めてきた。シュナイダー氏はその成長期に暫定CEOとして経営を担い、今回正式就任に至ったとみられる。
注目ポイント

・ Automattic(WordPress.com運営)元CEOという豊富なオープンソース・分散型プラットフォームの経験を持つ人物が正式トップに

・ 「unconventional(型破り)」という表現が使われており、BlueSkyの非主流・反メインストリームな姿勢を改めて強調

・ True Venturesパートナーという投資家視点も兼ね備えており、資金調達・事業戦略面での安定が期待される

今後の予測
シュナイダー氏の正式就任により、BlueSkyの経営体制が安定し、ユーザー拡大や収益モデルの構築が本格的に加速する可能性がある。Automattic時代に培ったオープン・分散型エコシステムの知見を活かし、AT Protocolの普及推進にも力を入れると考えられる。一方で、XやThreadsなど競合SNSとの競争が激化する中、差別化戦略をどう打ち出すかが正念場となるだろう。
AIの解釈
このニュースの本質は、単なる人事発表にとどまらず、BlueSkyが「実験的フェーズ」から「本格的な事業運営フェーズ」へと移行したことを示すシグナルである。オープンウェブやオープンソースに精通した人物をトップに据えることで、中央集権的なプラットフォーム支配への対抗軸としての思想的一貫性を保ちながら成長を目指す姿勢が読み取れる。SNS業界全体の覇権争いにおいて、BlueSkyが単なる「Xの代替」を超えた独自の存在感を確立できるかどうかの試金石となる人事と言える。